自然界の法則とは?人間と自然の摂理の神秘的な関係

占いというのは古代から続く人間の知恵が生み出した産物であることは間違いありません。しかしながら、その方法や根拠には神秘的な自然の法則が裏付けになっているようです。

本来、易や占いには科学的な根拠は存在しません。言い換えれば、占いの内容が外れても仕方が無いという前提の下、行われています。

しかし、古代から語り継がれ現代さらに進化を遂げている占いには、自然の法則と人間の生命のリズム・バイオリズムのようなものに密接な繋がりから法則を発見し、出来上がっているとしか思えない点が数多くありますね。

今回、古代人が見出した、自然の法則と人間のバイオリズムとの不思議で密接な関係を探ってみましょう。

水は高いところから低いところへ流れていく、種をまけば芽が出る、太陽は東から昇り西へ沈む、こういったのは自然の法則の代表的な事象ですね。さらに掘り下げ人間の生命の営みとの関連がキーになりそうです。

大陸から7世紀前後に日本に伝えられたという”易”は占いの原点であるとされています。この易に関する記述が中国に残る古代の書物”易経”に残されています。そこには易は、太陽、月、星などの動きを参考に、人間の運命を読み取るという意の文面も記されています。

このことからも分かるように、自然界に起こることが人間の生き方にも大きな影響があるようです。人間も言うなれば自然界の一部にあたります。ですので、自然の法則が当てはまることは当然かも知れません。

人間には知恵と意思が存在しています。この知恵と意思が原因で自然の法則に反した行動を行うことがあります。これが本来の定めに逆らい災いをもたらすと考えられていたようです。

表現を変えると、自我を抑え自然と調和した暮らしをすることにより、難を逃れより幸福な人生を手に入れることが可能だと信じられていたのでしょう。そういった流れの中で星の動きや様々な自然現象を研究し、さらにそこから法則に近いものを作り上げ、占いの基礎が出来合ったのだと考えられています。

高度な機械や技術を使うのではなく、自然の摂理を元に人間御の五感のようなもので感じ取ったままを記していったのでしょう。

現代では高度な医療技術の進歩で、生命の誕生までもが不自然に行われる場合も良くも悪くも決して少なくありません。しかし、古代の生命の誕生は当たり前の様に自然現象の一部に過ぎなかったのです。

潮が満ちて生命が誕生し、引き潮で死を向かえる。このような神秘的な思考が現代よりも日常に満ち溢れていたのではないでしょうか。

前記の東洋の占いの原点書物とされる中国の易経には、自然界の象徴ともいえる「山」「天」「地」「風」「水」「雷」「火」「沢」この八つの営みを基準に表現がされている事実があります。

この八つの自然現象に生命が誕生した時期や、年を重ねて起こる様々な変化を組み合わせて易(占いの)基礎を作っていったのです。

現代人がなかなか感じることが困難な、自然界と人間の不思議で神秘的な営みの重なり合う法則を、数千年まえの古代に生きる人々は、より明確に感じとりながら生活を送り、人生を全うしていたのですね。

人間に起こる全ての事象が、自然の摂理に従って行われればより幸福な人生が送れることを信じていたのでしょう。