ユタは実在する!琉球の易の世界人のリズムは旧暦にあり!!

沖縄地方に伝わるユタ。現在でもユタは存在しているとされています。神秘的な存在で謎に包まれた部分がとても多いですよね。占い師・霊媒師などに近いものだとの認識があるかもしれません。

沖縄の歴史の中でどのような役割を果たし、島人たちと繋がりを持ってきたのでしょう。また今も残る沖縄の旧暦文化の特徴もあわせてみていきましょう。

ユタとは国や県から承認された職業ではありません。幼少から特殊な経験や能力に気づき、自然とその役割を担ってきたパターンが多いようです。

一般の人々には感じ取ることができない物事を言い当てたり、この世を去ったものと交信をしたりと信じがたい一面があります。その故、長い歴史の中では現在の霊能力者のような扱いだったようです。

しかし、基本的には科学的・物理的な根拠がないため、公の場でその能力を発揮する機会は禁止されていた時代もありました。さらにその不思議な能力を恐れる権力者たちから弾圧を受けていた事実も残っています。

そんな中、一般には隠れユタの支持者が多く、多くのものが相談をしにユタのもとへ足を運んでいたといいます。人生の岐路や災難にあったときにユタにアドバイスをもらい新たな道しるべを示してもらっていたのです。

世間の風潮的に、目立って頼ることができませんので夜な夜な隠れながら訪れる人もいたようです。

こうしてユタたちは自分たちの能力を途切れることなく後世に残してきました。そんなユタは自然界の声をとても重要視していたようです。自然を神としその声を聞くことにより正しい行いへ導くことができると考えていたようです。

このころの沖縄は中国からの影響を非常に受けています。琉球の歴史には中国は絶対に外せない関係があります。その一つに”暦”があります。

現在は、太陽の動きを元に作られた「太陽暦」というリズムで生活を行っています。しかし古くは月の満ち欠けの運動から暦を作っていました。いわゆる旧暦です。

月が消える新月を始まりと考え、次の新月が訪れるまでを1ヵ月とし、1年12ヶ月のときの流れを定めていました。しかしその計算でいくとどうしてもズレが生じてくるため、閏年などを設け季節を調整していました。

そしてユタたちは、この旧暦のリズムにこそ人類が命を受けた自然界との調和が秘められていると考えていました。当時はもちろんそうですが、新暦に変わった現代でも、その信仰は強く残り、沖縄の大切な政などは全て旧暦に合わせて行っています。

神である自然界の声を聞き、摂理に従うことこそ、人間の本来あるべき姿であり発展に大きく影響していくと示していたようです。確かに15夜のお月様や七夕の天の川などは全て旧暦の日にちに合わせた行事ごとですよね。

現代の暦ももちろん科学的根拠の元に作られています。しかし、古代の人々が生きていく中で感じ取った自然の摂理を元に作られた旧暦も、人類と地球の調和をもたらす必要不可欠なリズムとしてこの先も継承していきたいですね。